幹部として

幹部として


新3回生スナイプクルーの猪爪です。


昨日の練習は順風コンディションで動作練習と回航練習を行いました。


これまで乗っていたレース艇とは仕様が異なり、艇の深さやフットベルトの高さの違い、コントロールロープの位置の違いなどに対応することに苦戦しました。

また、これからは経験の浅いスキッパーと乗ることが多くなるため、これまでよりももっとスキッパーを先導できるように視野を広く持ち練習に励もうと思います。


悔しい思いをした関西学生ヨット選手権大会から2週間が経ち、先週は新体制が始まってから初めて現役のみで練習を行いました。


マークの設定やレスキュー艇である甲風Vの運転や出着艇など、これまでは当たり前に先輩方がこなしていた仕事がこんなにも難しいものだと実感し、できない自分が情けなく感じました。


そして、先輩方が引退して2週間経った今でも、人数が少なくなり広く感じる艇庫、先輩方のいないグループライン、先輩方の声が聞こえない動作時の声出しなど、まだまだ違和感を感じ、慣れません。


これからも当分は慣れることはないだろうなと思います。だからと言って、いつまでも悔しくて寂しい思いをして後ろを向いてばかりではいけません。今度は私たちの代が現役部員を引っ張っていく存在でなければなりません。


主将となった今、私が部員の心を一つにまとめ、目標に向かって引っ張っていけるかどうかなどまだまだ分からないことであり、自信もありません。


それでも、日々の練習や自主トレーニングなどを怠らずに取り組むことで、まずは私から部員を引っ張っていくという姿勢をしっかりと見せていきたいです。そして、主将として選んでくださった指導陣、先輩方の期待に応えられるように、責任感を持ち、全日本を意識して練習して参ります。


私たちにはあと2年間、2回のチャンスがあります。長いようで一瞬の期間です。その短い期間をどのように過ごすかは自分次第。


後悔なく引退できるように、振り返った時に濃い内容であるように、この悔しさをバネに精進してまいります。