全日前最後の西宮

3回生スナイプクルーの尾畑です。
本日はAve.5m/s、Max.6m/sの南西の中、山本テクニカルコーチのご指導の下、470チーム、スナイプチーム共にコース練習を行いました。
練習内容としましては、1艇目はスターボ1本でノンジャイブ。2艇目はポート1本即ジャイブ。3艇目はコースを自由に考えて走るというルールで行いました。

スナイプチームは3艇間の平均のボートスピードに大差がないので、それぞれの決まったコースでの振れやブローなどの違いを明確に実感することができました。
自由にコースを引くことができない1本のコースの際は我慢をする場面もありましたが、他艇を気にすることなく、ボートスピードを最優先に集中することやコンパスの角度で振れやブローなどをいつも以上に余裕を持って見ることができたので「本来ならここでタックやな」といった艇内での話し合いをある意味で客観視して行うことが出来たので有意義な練習となりました。
全日本学生ヨット選手権大会が開催される和歌山での3日間という短い練習の中でも、この練習を取り入れることによって、いち早く傾向や特徴を掴む手がかりになるのではないかと感じました。

午後は風が落ち、Ave.1m/s、Max.2m/sの不安定な風であったため予定より時間を切り上げて着艇しました。
着艇後の山本テクニカルコーチのミーティングでは午前のコース練習のフィールドバックと、マネージャーが集計してくれた全日本学生ヨット選手権大会の過去のデータを参考に行っていただきました。
過去10年間の甲南大学の順位と他大学の位置を具体的な数字として見ることによって、全日本総合6位以内に入るためには安定して何位をとるべきかを整理することができました。また、歴代の先輩方が残された順位よりも今回の大会では「1つでも上にいって結果を残す」という強い気持ちも芽生えました。

本日は、4回生にとってホームポートである西宮で練習を行う最後の日でした。
特にマネージャーの先輩方は和歌山では感染症対策のために例年の大会よりも限られた人数しかレスキュー艇に乗ることができません。
会場に行っても陸上待機のマネージャーも出てきてしまうのは凄く寂しいです。
海上での私たちプレイヤーの無理な要求にも笑顔で対応して下さる、心強く頼りがいのあるマネージャーチームがいるからこそ成し得た両クラス出場です。
私たちができる最大の恩返しは全日本総合6位入賞をする事だと思っているので、マネージャーを含めたチームで闘うという気持ちを忘れずに頑張っていきます

最後になりましたが、本日は山本テクニカルコーチ、菅原さん(R2年卒)にレスキュー艇よりご指導いただきました。また、山本テクニカルコーチにはミーティングを行なっていただきました。そして、民輪さん(H25年卒)、増田さん(R2年卒)、山口さん(R2年卒)に差し入れを戴きました。ありがとうございました。