自然を読む

新4回生470クルーの原田です。

本日は、午前Ave.3m/s、Max.5m/sの南西、午後はAve.3m/s、Max.6m/sの北東の風の中、470チーム、スナイプチーム共にスタート練習を行いました。

本日は、北風と南風がぶつかり合い、特にシフトとブロー差の激しい海面でした。特に午前はシフトが激しく、1回目のスタート後にはクローズで走っていた海面が、2回目のスタート時には風がシフトしランニングからのスタートとなりました。私たちは「自然を読む」というセーリングの醍醐味に対して、「スタートは上に向かってクローズから」という固定概念に縛られております。この概念を崩すためにも、シフト後も変わらないラインとコースでランニングからのスタートを何度か行いました。
ランニングからのスタートは部員一同あまり経験にないことであったため、対応できていない艇も見られましたが、皆がより「次の自然を読む」ということに集中し、取り組めたのではないかと感じます。

また、午後は北風で安定したため、通常のスタート練習を行いました。ブロー差が激しい分、シフトに応じて、スタートごとにしっかり有利不利の判断を行うこと、スタートのタイミングが、重要となります。今日は有利目を攻めたスタートへのこだわりが足りなかったと感じます。有利目から出ることで、どのようなコース引きへつながるのか、練習ではよりレースを想像し何度も失敗してもあらゆることへチャレンジするべきだと感じました。常に次の自然を予想し、もっと多彩な選択肢を身につけることができるよう、深みのある練習を重ねて参ります。今後も限られた時間を大切にし、全員で意識の高い練習を重ねていけるよう精一杯取り組みますので、今後もご声援お願い致します。

最後になりましたが、本日は山本テクニカルコーチにレスキュー艇よりご指導いただきました。ありがとうございました。