新2回生スナイプクルーの井上です。
圧倒的なクルーになる。
私の大きな目標のひとつとして誰と乗ろうと安心させることのできるクルーになるというものがあります。この人となら大丈夫、走れる、勝てると思ってもらえるようなチームの要となるクルーになります。
一方で、クルーはどこまでいっても乗組員であることに変わりはなく、セーリングをする上ではスキッパーとの高度な意志疎通が要求されます。スキッパーはいま何を求めているのか、その瞬間相手が何をしてほしいのかを感じとらなければなりません。自然という見えない相手に立ち向かっているからこそ、スキッパーに比べて広い視野を持ちやすいクルーが現状を分析して未来を予想し、かつ冷静に現状を俯瞰しながらその瞬間瞬間での最善の行動を選ぶ。
そして、感じた様々な変化をスキッパーに伝える。それを行うためにもたくさんの知識が必要となってきます。特に他のスポーツと違って一人で自主練というわけにもいかず、さらに海上での練習時間が限られている以上その時間外で多くを学ばなければなりません。
友人と遊びたいと思ったときでも、そんな弱い自分をコントロールしてセーリングについて勉強する。歩いているとき、電車に乗っているとき、空きコマ、授業中でさえも、上手くなりたい、勝ちたいがゆえにヨットについて私は考えてしまいます。
しかし、それが当たり前だと思います。強くなるには犠牲にしなければならないことや苦しいことだらけです。正直苦しいなんて思ったことはなく、そんな状況を最高に楽しんでいます。このように陸上でも、海上においてもストイックに考え、行動することが圧倒的な名クルーになる道だと思います。
楽して、勝ちたいなんて甘ったれた世界ではないです。近道なんてありません。一歩一歩積み重ねていくのみです。
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さかもと@30234 (金曜日, 18 11月 2022)
長瀬監督は自分たちのときに初めてヨット部にきてくれて全日本に連れて行ってくれた恩師。長瀬監督の熱意と、現役の気持ちがあれば目標は達成できるはずです。
頑張れ。甲南ヨット部。