Noble mission.

3回生スナイプクルーの松澤です。

私は今年度の新歓係に任命されたのですが、今年は特に責任重大なポジションとなりました。

それもそのはず、現状の部員数は多く見積って14人としていますが、留学や就活など様々な理由で、常に何人かが抜けてしまうため6人や8人などの船出しすら危うい人数での活動が常となってしまいました。

そのため、慢性的な人員不足に嘆くこの現状から自ずと新歓係の重要性が高まってしまったのです。本来であれば、新入生をどれだけ楽しませるかに注力すれば良い楽しいポジションだったはずなのに...

しかし、この現状に嘆いている訳ではありません。むしろ私はこの状況にあるこの部活を新入生に売り込めるという貴重な経験を楽しんでいます。というのも私は経営学部なので、モノを売り込む魅せ方について学ぶ機会があります。それを実践できる良い機会となっているのです。

一つ例を挙げるとすれば、モノを売り込む為には、そのモノを良く知ることです。そのモノ自身の性質についてよく理解することはもちろん、売り込むマーケットに付いて分析することで、そのモノのセールスポイントが良く見えるということなのです。

これを新歓に置き換えて考えると、甲南ヨット部独自の特徴をしっかりと理解し、新入生に魅力的に映るところを抽出して紹介したり、他大学のヨット部の新歓や部員数を分析したりすることが今年度の新歓の成功の近道なのです。

甲南ヨット部については実際に所属している以上しっかりと性質を理解しています。では他大学の新歓を分析してみましょう。

この分析で1つ浮かび上がった仮説があります。それは、国立大学や有名私立大学のヨット部に入部者が多い理由は就活をさらに強くするためである。というものです。

他大学のインスタグラムを覗いてみると入部者数が大学の偏差値と比例して増えている傾向が見られました。これは1種の仮説でしかないのですが、就活で申し分ない学歴を持っている人ほど体育会に入部することで自分の人生を更に有利に進むような選択をしているのではないかと。
つまり、この分析から就活に強いという点がかなりのアピールポイントになるということが分かりました。

このように様々な要素を分析していき、新入生が入りたいと思えるような状況を作り出し、新入部員をたくさん迎えることが現在私が行うべき最大の使命です。

最後になりましたが、神戸大学さんにオーニングを貸したお礼として差し入れを戴きました。ありがとうございました。